こんにちは!新人薬剤師のシグロです!
5月も終わり梅雨の季節が迫ってまいりました。
雨は嫌いな人もいれば中には好きな人もいるかと思います。ちなみに私は好きではないです(笑)。
その理由のひとつが ''頭痛'' ですね。頭痛が起こると作業に集中できなくなったりと生活の質(QOL)が下がってしまいます。
さて、頭痛についてですがいくつか種類があることはご存じですか?さらに良かれと思ったことが実は悪化につながる可能性もあるんです。今回はその頭痛について深く見ていきたいと思います!
頭痛の種類(※一次性頭痛のみ)
緊張型頭痛
おもに後頭部の筋緊張による頭痛です。長時間のスマホやパソコン、またストレスなどが原因となります。僕も一時期パソコンばかりで肩こりと共に頭痛が頻繁に起こってました。まずはスマホなどが原因である身体的ストレスを除去するのが優先です。また血流も悪くなっているため肩回りのマッサージをしたりお風呂にゆっくりつかるのもいいでしょう。
片頭痛
おもにこめかみから側頭部にかけた拍動性(ズキズキ)の頭痛です。原因は不明ですが、脳血管の拡張による神経の刺激が関与しているのではともいわれています。誘発因子はストレス、月経、天候、アルコールなど様々です。ここで注意して欲しいのが、マッサージや入浴も悪化の原因に繋がります。血管が拡張してしまうからですね。また、頭痛が起こる前に視野の中心がみえにくくなるといった閃輝暗点が起こることも特徴のひとつです。対処としては憎悪因子を避けるか安静にしましょう。
群発頭痛
決まった時間に突然片側の眼窩部がえぐられるような痛みを感じる頭痛です。こちらも血管拡張による神経刺激が関与しているといわれています。また有病率が約0.01%と低いです。群発頭痛も憎悪因子を避けるのが大事になります。
薬物乱用頭痛
頭痛がひどくて医療機関に行かれる方、また市販薬で対処している人も多いと思います。痛みを我慢するよりは無理をせずに薬を飲んだ方がプラスだと私は思います。しかし、飲みすぎもよくありません。連日服用してしまうと薬の効き目が悪くなり逆に頭痛が悪化してしまう場合があるからです。痛みが続くのはしょうがないですが月10日以内に抑えましょう。
まとめ
いかがでしたか?頭痛によっては対処法が大きく異なることもあるので不安な方はぜひ医師、薬剤師に相談してください!また市販薬で頭痛薬を頻繁に買いに来るお客様が増えている印象があります。市販薬だから大丈夫とはいきません。飲んでも効かない、頭痛の頻度が多い方はぜひ医療機関を受診することをお勧めします。
それではこの辺で~
※一次性頭痛:他の病気に起因した頭痛ではないこと。起因したものは二次性に分類される