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私はこう解きます!第108回問96の問題解説(薬剤師国家試験)

こんにちは!薬剤師のシグロです。

今回は第108回薬剤師国家問96の解説を分かりやすくやっていこうと思います!

早速見ていきましょう。

厚生労働省より

まず文中から情報を集めます。求めたいのは水溶液ⅠとⅡを等量ずつ混合した水溶液の吸光度、分かっていることは水溶液Ⅰの透過率50%Ⅱの透過率20%

これらの情報から公式がすぐ思い浮かんだ方はしっかり勉強している証拠です。

透過度、透過率、吸光度の式ですね。覚えていない方はいますぐ覚えましょう。

 

 

水溶液Ⅰの透過率は50%であるため式に当てはめると

50=t×100

   t=0.5

水溶液Ⅱも同様に

20=t×100

   t=0.2         となります。

さらにそれぞれ吸光度の式に当てはめると

水溶液Ⅰ   A=log1/0.5=log2=0.3

水溶液Ⅱ  A=log1/0.2=log5=log10/2=log10-log2=1-0.3=0.7        となります。

 

最後に等量ずつ混合しているため、間の数値を求めれば良いので

(0.3+0.7)/2=0.5 となります。(間違えて足さないように!

したがって答えは2の0.5です。

いかがでしたか?この問題は式さえ覚えていれば難しくはありません。この式以外にもLambert-Beerの法則などより大事な式もあるためそちらもぜひ押さえておいてくださいね!

それでは今日はこの辺で〜