こんにちは!薬剤師のシグロです!
皆さん耳鳴を体験したことはありますか?私も何度か経験したことがありますが、キーーンという音とても不快ですよね。
現在、耳鳴りに対する市販のOTC薬が増えてきています。その一つにコマーシャルでも紹介されているナリピット錠があります。
これで耳鳴りが治れば嬉しいですが、本当に効果があるのか疑問に持つ方も多いかと思います。そこで今回は耳鳴りを適応にもつ指定第2類医薬品、ナリピット錠について耳鳴りに対する作用や効果について解説していきたいと思います!
目次
耳鳴りが起こる仕組み
まずは耳鳴りがおこるメカニズムからみていきましょう。
耳鳴りが起こるメカニズムは昔から研究をなされていますが、よく分かっておりません。
聴覚系に異常があっても耳鳴りは起こりますし、過労やストレスなど聴覚系に異常がなくても起こります。
また、耳鳴りをを起こす病気として難聴、メニエール病、中耳炎、脳梗塞など様々あり、原因を見つけることが大事になってきます。
耳鳴りの治療
耳鳴りは、先ほども言った通りメカニズムが分かっていないので根本的な治療は確立されていません。まずは耳鳴りの原因になっている病気を探します。分からない場合は精神安定剤や抗不安薬、難聴を伴う場合は脳代謝賦活剤、ビタミン剤、血流改善剤などを使用します。
ナリピットの成分
それでは成分を見ていきましょう。
これら8つの成分が含まれています。
まず、血流を改善させる(血管を拡張させる)ニコチン酸アミド、パパベリン塩酸塩。耳鳴りの原因のひとつに血流が悪いことも挙げられるため血流不足が原因の方は改善するかもしれません。また血流改善により肩こりの改善も見込めます。
リボフラビンとチアミン塩化物塩酸塩はビタミン剤で神経の調子を整える他肌荒れの改善が見込めます。
カフェイン水和物は中枢神経興奮作用により、不快感などの疼痛反応を除去するとともに頭痛を緩和します。
アロエ末は炎症や痛みを鎮め皮膚の治りを早めます。
クロルフェニラミンマレイン酸塩は抗アレルギー薬で蕁麻疹や鼻水等を緩和します。ただし、抗コリン作用も強いため前立腺肥大症、緑内障の方は注意が必要です。
アミノ安息香酸エチルは痒みを抑えます。
耳鳴りを改善させる成分はニコチン酸アミド、パパベリン塩酸塩、リボフラビンとチアミン塩化物塩酸塩です。それ以外の成分に関しては肌荒れや蕁麻疹に効能をもつことが分かります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ナリピットの耳鳴りに対する効果は血流不足によるものであれば効果は見込めます。また病院に行ったものの原因が分からい場合は同じような薬が処方されるため、市販薬で購入した方が手間が省ける可能性があります。また耳鳴りだけでなく肌荒れにも効果を示すため一石二鳥です!ぜひ病院に行く前に一度購入されてみてはいかがでしょうか?
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それでは今日はこの辺で~