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薬局ごとで値段が違う理由

こんにちは!薬剤師のシグロです。

入社してもうすぐ1年が経とうとしていますが、まだまだ覚える事がたくさんあり多忙の日々を送っています。

そんな中、最近よく聞かれるのが値段についてです。「なぜここの薬局と他の薬局で値段が変わるの?」と疑問に思われる方が多いですが、実は条件次第で他の薬局と負担金額が変わってきます!

そこで今回は負担金の仕組みについて解説しようと思います!

目次

処方箋の集中率と受付回数で加算が変わる

会計には調剤基本料と言われるものが含まれています。

見出しにもある通り、特定の保険医療機関にかかる処方箋が集中している薬局、そもそも受付回数が多い薬局は点数が低くなります。

調剤基本料に関しては掲示板などに貼ってあると思いますのでぜひ来局の際は把握しておくと良いでしょう。

 

厚生労働省より

ジェネリック医薬品を多く調剤しているほど点数は高くなる

医療費削減のため国は後発医薬品、いわゆるジェネリック医薬品を推進しています。これは患者さんにとってもお金の負担が減るなどメリットがあります。

現在ほぼ全ての薬局で積極的に後発品が調剤されていますが、実は後発品の採用率が高ければ高いほど薬局が儲かるような仕組みがあります。それが後発医薬品調剤体制加算です。

例えば調剤の割合が90%以上の場合30点、つまり300円請求できるようになります(3割負担の場合90円)。後発医薬品調剤体制加算においても薬局内で掲示する義務があるためぜひチェックすることをお勧めします。

 

厚生労働省より

手帳忘れや3ヶ月以上期間が空いた場合点数は高くなる

お薬手帳を忘れたり期間が空いてしまった場合、140円(3割負担の場合40円)高くなってしまいます。ですので理想は同じ薬局で3ヶ月以内にお薬手帳を持ってくることです。

 

厚生労働省より

まとめ

いかがでしたでしょうか。上記のような違いで値段は変わってきます。薬局を利用されている方はぜひ調剤の明細書を見直してみてくださいね!

それでは今日はこの辺で〜